2019年8月3日土曜日

自由研究教室 (1)

本日、自由研究教室の1回目を行いました。
(8/4は参加希望者がいませんでしたので、開催しません。次回の自由研究教室は8/19 9:00~になります。今回参加した方はそれまでに実験結果を集めておきましょう。研究のまとめを行います。今回参加していなくても19日からでも参加OKです)

今回は6名の参加者があり、各自の好きなこと、興味のあること、得意なことをまず一通り書き出してみることから始めました。

↓のシートを使って、興味のあることなどと、自由研究でやろうと思っていることを聞き出しながら、課題や、それをどう調べる、どんな実験をするのか、といったことを具体化していきます。



基本的に何をしたいか、という点については大人が口出しをせずに、このシートを見て何が好きか話しながら、子供が思いつくのを待ちます。実際には、ほどなくみんな何かしら自分の興味のあることを見つけていきました。

子供たちの発想はどれも面白いものばかりでした。出てきたテーマの概要は、こんな感じでした:

・人がイライラする・面倒くさいと思うのはなぜか?
・水に浮くものと沈むものの違いは何か?
・プログラムは同じでもロボットの動きが毎回少しずつ違うのはなぜか?
・ドローンはどうやって飛ぶのか?
・色の違いによって、光を吸収はどう変わるのか?
・ぐるぐる回るとどうして目が回るのか?

どれも素朴な疑問ですが、答えるのは簡単ではないものもありますね。

例えば、イライラする理由、面倒くさい理由をさらに考えていくと、その子が自分で気づいたのは「やる気はあるのにできないときにイライラする」「やる気はないのにやらされるとき面倒くさいと思う」ということでした。

これは、まだ「仮説」~「そうかもしれないと思ったこと」です。それでは、これをどう調べたらよいか、どんなことをすればこの仮説が確かめられるか、というのが次の段階になります。このあたりは、多少大人の知恵も必要になる部分です。

具体的に、どういうことから「やる気の程度」を測れるのか?、ということを問いかけると、「やる気のあるときは取り組むのが早く、ないときは取り組むのが遅い」という具体的に測れる行動と結びつけることに子供が気付きました。

そこで今回は、やる気の程度は、「〇〇をして」と言われてから、実際にそれに取り組むまでの時間を測ることで調べることができるだろうと考え、実際にそれを調べる方法を考えていくことにしました。

このように、子供の素朴な疑問を、それが実験や調査ができるまでに具体化するのは意外と難しいことがありますが、そうしたことのお手伝いができると自由研究が楽しくなるかなと思います。

他にも、↓の図は、ロボットの動きの誤差をどう測ったらよいのか、ということを考えているときの図です。一人一人の素朴な疑問に合わせて、それを実験計画にするまでを今回は行いました。

8/4は特に参加希望がありませんでしたので、次回8/19までに各自家庭で実験を行い、19日にはその結果をまとめる作業を行いたいと思います。参加者は、まとめるためのノートか必要であれば、こちらで模造紙を準備しておきます。もちろん、今回参加していない方も19日からでも参加OKです。




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